甘い物が好きな男性を指す、‘スイーツ男子’という言葉が流行しましたが、甘い物好きな女性を‘スイーツ女子’とは言いませんね。
それはなぜでしょうか?その理由はやはり、甘い物といえば女性、そもそも女性は甘い物が好き、という潜在意識があるからでしょう。
昔から、「デザートは別腹」と言いますが、たとえお腹いっぱいでも、美味しいスィーツを目の前にすると、本当に胃に隙間ができるんだそうですね。
では、なぜ、女性は甘い物は好きな傾向があるのでしょうか?
女性とスイーツと、心理.......謎ですね。
なぜ、女性に甘党が多い?
一言で言ってしまうと、‘女性ホルモン’が女性を甘党にしているのです。
なぜ、女性ホルモンによって甘い物が好物となるかははっきりと解明されていないのですが、女性の出産・妊娠と大きな関わりがあるようです。
出産・妊娠には多くのエネルギーが必要です。
そのエネルギーを、スイーツの糖分から摂取していると見られます。
「女性ホルモンがスイーツを欲しがっている」、こんな感じでしょうか?
ダイエット中にスイーツを摂るなら・・・
「ダイエット中は甘いものを控えなきゃ」と多くの女性は思ってしまいます。
だけど、女性が甘いものを欲するのは本能的なものなので、ダイエット中にもついつい甘いものを食べたくなってしまうことも多いでしょう。
全く摂らなくすることはかえって、女性ホルモンのバランスを崩してしまったり、ストレスをためてしまったろして、身体に良くありませんが、じゃあ肥満になってもいいのか?というと、それもまた困ります。
ダイエット中に甘いものを我慢しない為にはどのようにするのが良いのでしょうか?
洋菓子は油脂類を多く含むバターや生クリームなどを多く使ったものが多いため、ダイエットには向きません。
具体的には、サワークリームやバターの配合が多い濃厚なチーズケーキ、バターの多いマフィンや大きめの焼き菓子類などです。
これらの中には、たった一つで400kcal超すものもあり、ケーキ類の中では最もカロリーが高い部類になります。
実は、同じスイーツでも、洋菓子よりも和菓子がオススメです。
和菓子は洋菓子のようにバターや生クリームなど油脂類が少ない分、カロリーが低めです。
和菓子は小豆やイモ類など、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているものも多いので、オトナ女性は洋菓子よりも和菓子を主なスイーツにすると良いでしょう。
また、スイーツの中でも、GI値が低く、血糖値が緩やかに上がる食材(サツマイモや玄米)を使ったスイーツもダイエット中にはお薦めです。
スイーツとストレスの関係性
仕事や人間関係、経済事情など、オトナ女性には様々なストレスが付き物です。
そのような鬱々とした気分をスッキリさせるために、実践していることのランキング上位に、‘好きな物を食べること’があります。
男性の場合、呑みに行くことなどが挙げられますが、女性の場合はストレス解消のひとつとして‘甘い物を食べること’が含まれるようです。
では、なぜ、甘い物を食べることがストレス発散になるのでしょうか?
スイーツは身体の栄養にはならなくても、心の栄養として必要なものといわれるほど、女性の心を落ち着かせる効果があるようです。
科学的なものではなく、‘好きな物を好きなように食べる’という行為が、自身の自由を感じさせ、ストレスから解放された気分になるようです。
食べすぎてはダメだ、と自分を責めるのではなく、たまにはご褒美として、好きなものを好きなだけ食べるのも良いことなのです。
ただし、肥満になってしまい、それが原因で体調を崩してしまっては元も子もないので、その分、カロリーを消費する、代謝をあげるなどの工夫は必要になります。
このように考えると、甘いものを食べている女子を見たら、「今、女性ホルモンが活動中かな?」、「ストレス発散中かな?」と思ってしまいそうですが、女性に甘党が多いのには様々な理由があるようですね。
甘い物の摂りすぎはカラダに悪い、と躊躇してしまいがちですが、女性にとってスイーツは必要な栄養なのです。
たとえダイエット中でも、自身のカラダと、またココロと相談しながら、適切な量でスイーツを摂取していくようにしましょう。