ダイエットは量ばかり気にする食事制限に目を向けない

濃い味を濃いとも思わない食生活

ダイエットというと、必ずと言っていいほどイメージしてしまう言葉が「食事制限」です。

体に何らかの疾患がある人を除いて、普通に生活できている人がダイエットをしようとするとき、ダイエットに描くイメージは、好きなものが食べれないということだと思います。

きっと、それがイコール、「食事制限」というのイメージになるのではないかと思います。

世の中で美味しいものと言えば、得てして「味が濃く」、その濃い味を濃いとも思わないで食べているのが現実かも知れません。

 

味覚に対する人の「慣れ」は、やっかいなものです。

なので、あまり量を食べていない人でも太ってしまうかたが多いのは、味の濃い食生活に原因の一つがあります。

 

実は、まったく同じものを同じ量だけ食べたとしても、「薄味」を心がけた調理にすることで、痩せることもあります。

そういう意味では、決して、量を少なくする食事制限をしなくても、痩せることはあります。

「濃い味」が美味しいという味覚が変わらない限りは、ダイエットの成功は難しいかもしれません。

例えば、塩分を多く使ってしまう野菜炒め。

 

 

フライパンにオリーブオイルを大さじ一杯ほどひいて、野菜を入れ、軽く炒めたあとは、水を100ml(野菜の量によって変わります)注ぎ、フライパンに蓋をして、5分程度蒸すように作ります。

具材は、キャベツ、人参、玉ねぎ、ピーマン、もやしなど、オーソドックスなお野菜が主になりますが、たまに、白菜、水菜、ニラ、木耳、筍、たまにレタスを使うこともあります。

どんな具材を使っても、オーソドックスな野菜炒めには、豚肉やベーコンを使うことも多いでしょう。

もちろん、どちらがいいかと言えば、塩分いっぱいのベーコンより、生の豚肉。

また、野菜のシャキシャキ感がまったくないくらい、蒸しすぎないようにも気を付けます。

味付けはどうするか?

一般的には、塩&胡椒を効かせると思うのですが、この場合は塩&胡椒を一切加えません。

仕上がるまでに使う調味料は、オリーブオイル大さじ1杯だけ。

フライパンに水気が無くなった頃に蓋を開け、ポン酢を適量入れて、仕上げをします。

基本の味付けは、これだけ。

 

塩味が欲しいと思った時は、食べる直前に振ります。

実は、塩は後からかけるほうが、結果的に摂取量が少なくなります。

もちろん、かける量は、ほんのりと「塩かけてる?」っていう程度にです。

野菜炒めは、ご飯と合わせて食べますが、ご飯は半膳程度の量にします。また、お味噌汁も一緒にいただきます。

ご飯は少ないと思われるかもしれませんが、野菜の量が多いので、よく咀嚼して食べることによって、腹八分目程度の満腹感をちゃんと得ることができます。

ダイエットの食事は、いつもお腹いっぱいではなく、「腹八分目」が大切です。

これが「我慢」の食事だと思うか思わないかは、あなた次第です。

慣れの問題なので、「自分の味」になってしまえば、あたりまえのことなのです。

 

上手にダイエットするには、「量」にばかりに目を向けないことです。

ダイエットには、「味付け」にポイントをおいて、味覚改善をしていくことが、食べる量よりも大切かも知れません。

調味料の味を感じて美味しいと思うのではなく、食材本来が持つ甘さや、辛さ、あるいは苦みを楽しめる味覚を身につけることが、ダイエットの重要なポイントです。

消費カロリーより、摂取カロリーが多ければ、どんなに努力しても太る

これは、あたりまえのことなのです。

毎回、爆食してお腹いっぱい食べていては、必ず太ります。

こういうひとは、「論外」なので、まずは量を減らしなさいとお伝えしますが、それ以外の人は、量の制限ではなく質に目を向けて下さい。

そんなに食べていないのに太る、もしくは痩せないというのは、質の問題になります。

量が少なくても、カロリーの高いものばかり食べている。

あるいは、同じく量がすくなくても、味の濃いものばかりを食べているなど、食の質に問題があるから痩せることができないという人が多くいます。

 

 

わかりやすく言うと、一日3食、常にインスタントラーメンを食べたらどうでしょうか?

インスタントラーメンの平均的なカロリーは、1食440kcalです。

3食全てインスタントラーメンでも、一日は1500kcalに満たないのですから、摂取カロリーとしては問題がないように思われます。

量としても、お腹は満たされると思います。

でも、これでは、カロリーが少なくても、必ず太ります。

ただ、塩分過多、栄養バランスなしで、体も悪くするでしょう。

栄養バランスが整っていないのですから、代謝も悪くなり、太っていくでしょう。

ダイエットとは、食事の質を変えること

これは、極端なお話で、3食全てインスタントラーメンという方は極めて少ないとは思いますが、インスタントラーメンでなくとも、見た目が違うだけで、なぜか太ってしまう、食べる量を減らしているのに痩せないといった悩みを持つあなたの食事は、これと変わりない食生活かも知れません。

このように、栄養バランスを無視した食生活のかたは、たとえ食事量を減らすような「食事制限」ダイエットをしても、上手く痩せることはできせん。

まして、普段、そんなに食べていないのにという方が、更に食事量を減らしたりすれば、本人にとってダイエットは辛いのひとことでしかありません。

ダイエットを始める方は、今の食生活を振り返り、まず、量より質を変えることから始め、その次に自分の消費カロリーと相談してから、量について考えるようにしましょう。

ほとんどの方は、自分が食べすぎだとは思っていないはずです。

「私、そんなに食べてないのに・・・」と言う人がとても多いのです。

なのに、なぜ太る? なぜ痩せない?

 

ダイエットは、まず、食事の質を変えて、次の消費に応じた量を考える。

質を変えるというのは、食べる物を変える、味覚を変えるという意味です。

これがダイエットの鉄板ルールーです。

 

ダイエットとは、「味覚や食材などの食事の質を変える」ことなのかもしれません。

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