「女の子の日」のダイエット

生理中の体調は人によってさまざま

生理前や生理中は朝から甘いものが食べたくなる、食後にも甘いものが食べたい、とにかく糖分を欲するようになると、良く聞きます。

また、体重や肌荒れが不安…そんな悩みを抱えている女性も多いはずです。

生理の前後は、食欲過多の他に、イライラ、頭痛、便秘、下痢、乳房の痛み・張り、肩こり、吐き気、腰痛、むくみ、倦怠感等など、様々な症状に悩まされます。

それら症状も、人によってまったく異なります。

また、体質のひとことで片づけてしまいがちですが、ひどい生理痛には、必ず原因があるとも言われます。

ダイエットを始めた方の中からは、「生理中でもダイエットはしたほうがいいの?」というご質問をよくいただきます。

体重が増加するのはあたりまえ

生理前の数日間に、体重が1~2kg増加することは良く知られていますが、これは体の正常な機能なので、太ったなんて悩まないことです。

増加というより「変動」と言ったほうが正しいかも知れません。

なぜ、体重に変動が起こるかというと

その原因は「水分」です。

生理前のホルモン変化によって、体は水分を保持しようとします。

 

毎月の生理で、体重変動を気にしているのは、ほかの女性達も同じ。

一番いい対処法は体重計に乗らないことです。

そして、気持ちをリラックスさせるためにも、着心地のいい、お気に入りの服を着ること。

体重が増えているのは、あなただけではないし、本当に増えたわけでもなく、増えたままがずっと続くわけでもないのですから。

また、体重に変動を生じさせた原因が「水」だからと言って、飲む水の量を減らしても、体の水分保持を止めることはできません。

生理が始まれば体重はすぐに減り、体もいつもの状態に戻りますから、生理前の体重増加に対しては、ゆったりと構えて下さい。

生理前や生理中には食欲が増す

「女性ホルモンの影響を多大に受けてしまう」から、食欲は増します。

 

具体的に言うと、女性ホルモンの中でも「黄体ホルモン」というものが食欲増進の鍵となっています。

黄体ホルモンは妊娠に備えるための女性ホルモンですが、生理前になるとこのホルモンが活発になり、栄養を蓄えようと一生懸命働くため食欲が過剰に増進します。

ですから、ダイエット中だからといって生理前や生理中も無理に食欲を抑え、栄養の摂取を控えてしまうと、生理不順や無月経などといった婦人科系疾患に繋がってきますので、体の仕組みに逆らって無理なダイエットはしないでおきましょう。

とはいえ、過剰に増す食欲を抑えるにはどうすればよいのか気になるところです。

 

 

よく噛んで食べる

咀嚼回数は満腹度に比例しますから、よく噛んで食べることによって同じ量であっても満腹感が変わってきます。

食材内容も噛むことが増えるようなものを選んでいくと良いでしょう。

たとえば、玄米や全粒粉パン、芋類や根菜など食物繊維の豊富なものが挙げられます。

たくさん食べても胃腸に優しいものを食べることも対策のひとつです。

食事はひとりでとらない

生理前や生理中は神経が敏感になり、イライラしたり不安になったりすることも多いですよね。

そんな時に一人で食事をしてしまうと、食欲まかせに食べ過ぎる恐れがありますから、食事はなるべく複数人でとるようにして会話を楽しみながらゆっくり進めていくことが理想的です。

会話を楽しみながら、時間をかけて食べることが過食防止のカギになり、少ない量での満腹感を得ることができます。

また、最近では「インスタ映え」するような、おしゃれな食事を写真に撮り、SNSにアップすることも多いですよね。

それもまた生理中のダイエットにとても効果的で、食べ終えたときに「もっと食べたかった…」ではなく、「美味しかったー!」と考えましょう。

「また食べに来ようね~」と友達と笑いあうことにより、ネガティブな気分を解消するセロトニンが分泌され、イライラもなくなって、一石二鳥です。

 

 

生理中の運動はいいの?

適度な運動や気分転換は効果的

実際生理中の運動ってしてもいいの?と思う人も多いと思います。

結論から言うと、生理中の運動はOK。

ただし、カラダの声を聴いてからにしましょう。

生理痛がひどくて、身動きできな場合もあるのに、運動なんてとても考えられない場合だってあります。

 

生理中は血の巡りが悪く、冷えたりむくんだりしやすくなります。

その冷えが生理痛やカラダのコリの原因になることもあるので、もし、運動をしようとするなら、軽い運動で血の巡りを良くしてあげれば生理痛の緩和にもなります。

どんな運動がいいの?

カラダに負担を掛けない、座位・仰向けのポーズを中心としたリラックス系のヨガやストレッチ、あるいはエクササイズなどが良いでしょう。

特に骨盤回りを柔らかくするもの、滞りがちな脚の付け根の血行をよくしてくれるものがオススメですが、パワー系のヨガやハードな動きがあるエクササイズなどは、更に不調を呼び起こす原因にもなりますから避けて下さい。

まして、足に天井を向けるなどの逆転ポーズなどは×です。

また疲れるほど歩くのはNGですが、気分がすっきりするような軽い散歩程度ならOKです。

近所に公園や河原など、自然を感じられる場所があればリフレッシュに最適で、生理中のイライラやダイエット中のストレス解消にもよいでしょう。

なので、運動というよりは、気分転換といったほうがいいのかも知れません。

 

 

ダイエットを中断してもかまわない

生理中のダイエットについて、少しでも参考になったでしょうか?

生理中は気分が沈んだり、調子が出ないときが多いですよね。

ですが、そんなときだからこそ、上手にカラダとココロに向き合う必要があります。

辛い時は安静に…と考えがちですが、実は軽めの運動は血行の促進になり、また気分転換にもなるのでオススメです。

だだし、起き上がれないほどの生理痛に苦しむ人も中にはいらっしゃいますから、そこは、自分のカラダとよく相談し、ダイエットを中断してはいけないなんて思わず、無理のない程度で、自分らしく生理中のダイエットを乗り切って下さい。

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