ダイエットの成功させる適正な塩分摂取量
カラダの塩分濃度は体内水分量の約0.85%といわれています。
成人の場合は、体重の約60%は水分なので、 体重60Kgの成人なら、単純計算になりますが、体内に必要な塩分量は次のとおりです。
体重60kgの成人の場合
水分量(体重の約60%)=36kg
カラダの塩分量(水分量×塩分濃度)=306g
カラダには、この適正な塩分量を保とうとする機能が備わっています。
よく「水太り」という言葉を耳にしますが、塩分を必要以上に摂りすぎてしまうと体内も摂取した塩分に応じて水分を貯め込むので、結果的に水分を貯め込みすぎてしまい、そのため体がむくんでしまいます。
逆に塩分が不足すれば、体内で補おうとするために水分だけを排出し、塩分を体内に蓄積しようとします。
表や参考グラフをご覧になってもわかるように、日本人の塩分摂取量は男性平均が10~11g、女性平均が8~9gです。
でも、この数値はあくまで平均ですから、摂取量の多い人は12~13gを摂っている人もたくさんいます。
ただ、WHO(世界保健機関)で推奨されているように、世界的な基準は5gで、日本人はその倍か倍以上の塩分を摂取しています。
ダイエットの成功と健康には減塩が大切
ダイエットを成功させるためには、カラダの塩分濃度を適正に保つ食生活が必要です。
塩分をとり過ぎることが、血中のナトリウム濃度を薄めるために、体が水分をため込み、水分は細胞間にとどまる。そして、それが、むくみの原因になります。
むくみをそのまま放置すると、血液やリンパ液の流れも滞り、カラダ全体の代謝が落ちて、脂肪までもためこむモードに陥ってしまいす。
あなたの、お尻や太ももの裏などに発生する “セルライト”も、代謝の悪さが原因でできる脂肪のかたまりなのです。
「いつも野菜を欠かさず食べてるから、自分の食生活は健康的!」と思っている人がいるかも知れませんが、そういう人でも「野菜もちゃっと食べてるのに、どうして太るの??」と思っているかも知れません。
もちろん、野菜を摂ることは体に良いことです。
でも、それ以前に塩分摂取量のコントロールを考えた食事ができているかどうかが、健康的にダイエットできるか、痩せやすいカラダになっているかに関わってくる大切なポイントです。
「塩分」はカラダにとって、とても大切なもので、塩だけで太ることなんてありませんが、その大切なものでも、摂りすぎはカラダにとって毒にもなるということです。
ただ、普段の食生活では食べる都度に、これは塩分がどれだけあるとか、いちいち調べたり、計算したりなんてできませんし、そんな毎日を要求されたらダイエットなんて絶対に長続きしません。
一日が終わる都度、今日は塩分何gに抑えたなんて、毎日、確かめ続ける生活なんてイヤだと思います。
この投稿では、日本人の塩分摂取量がどのくらいなのか?
についてお伝えをさせていただきましたが、普段の食事で、塩分の摂り方はどうすればいいのか?
どんな塩がいいのか?
塩分をコントロールすると、どんな良い効果があるのかなどが気になるところです。
それらについては、別の投稿で詳しくお伝えしたいと思います。