油の種類ってどんなものがあるの?
ダイエットでは油ものを摂らないようにするというのが、一般的なイメージだと思いますし、多くの方は健康を考えると、油を控えめにという考え方だとも思います。
そんな油に対するトータルイメージから、油を使わなくても揚げ物ができるという調理器具に人気がでる理由のひとつかも知れません。
確かに、油っこい揚げ物や、油分が多くてこってりとした食べ物などはカロリーも高く、たくさん食べることによって、自然と摂取カロリーも多くなってしまいますから、太りやすくなるというのも頷けます。
でも、ダイエット中だからということで、油を極端に避けることはダイエットにも、健康と美容にも良くありません。
今日は、ダイエットだけでなく健康と美容も含めて、体と油の関係や、摂っていい油、摂るのを控えたほうがいい油について投稿させていただこうと思います。
普段、私達があたりまえのように使っている油には、実はいろんな種類があるのですね。
油について、「油オタク」になるほど詳しく知らないでもいいとは思いますが、ダイエットしたいかたや、美肌を目指している方などは、せめて、油が体に及ぼす影響や、どんな油を摂ったらいいかくらいは知って下さい。
「私、美肌目指してて、お肌だけは大事にしてるの」なんていう女性が、油について何も知らなかったら、私、笑ってしまいます。
健康美を手に入れる油
積極的に摂りたいのは、「オメガ3系脂肪酸」の油です。
最近は、お魚を食べる機会が少なくなったとは思いますが、サンマやイワシなどの青魚に含まれる「オメガ3系脂肪酸」は、体内に入るとEPAやDHAと形を変えていき、体の中で固まらずに悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの働きを高めてくれるという作用を持っています。
血液がサラサラになって、脳や血管など様々なところに良い効果があることがわかっていて、「青魚を食べると頭が良くなるよ」と言われる所以です。
ダイエットだけでなく、代謝をあげて健康美をつくるためには、積極的に摂りたい油のひとつです。
普段摂っている食用油をオメガ3系の油に置き換えるだけでもダイエット効果、冷えや浮腫みの解消、美肌などが期待できるでしょう。
ただ、欠点としてかなり酸化しやすいので、熱を加えるのはNGです。魚の油であれば、お刺身で、その他の油であれば、生でとれるような食事の工夫が必要です。
お味噌汁に少したらしたり、スムージーにほんの少し入れたりという摂り方もできます。
また、酸化しやすいということを考えれば、一度に大量に購入せず、保管は冷蔵庫でしながら、新鮮なうちに早く使い切ることが大切です。
酸化に強く、体にいい油
オメガ3系の油と同じく、積極的に摂りたいのが、オレイン酸の油です。
オレイン酸は悪玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを回収する働きのある善玉コレステロールを増加させてくれる働きがあり、美肌効果や便秘解消の効果が期待できます。
また、オレイン酸の特徴として酸化に強く、炒め物などにも使えますので、実は野菜炒めでもオリーブオイルを使うのは良いことなのです。
オレイン酸を多く含む油で、あなたにも一番馴染みのあるオイルはオリーブオイルでしょうから、オリーブオイルについて少しだけ詳しくお伝えします。
ネットを色々みてみますと、間違った情報がよくあります。
例えば、ピュアオリーブオイルは溶剤を使って作られているので体によくないと書かれていたりすることです。
ピュアオリーブオイルは精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしていますが、溶剤は使われていません。
溶剤を使ったものは、オリーブポマースオイルで販売には表示も義務付けられています。
ただ、まず、一般には見かけないオイルです。
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オリーブオイルの使い方
生でいただきたい、エキストラバージン
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実を絞って作られただけで、ろ過も何もされていないため、添加物なども一切加えられていません。
このオイルは鮮度が命で、一度瓶のフタを開けたら、なるべく早めに使うようにしたいものです。
風味が良いエキストラバージンオリーブオイルは、生で頂くのが良い方法です。
ドレッシングや調理した料理の上にかける、パンに直接つける、小さじ1杯をスムージーに加えるなどで摂ることがお勧めです。
エキストラバージンオリーブオイルを熱して使ってもいいのですが、スモーク(発煙)ポイントが低いために、炒め物などにもお薦めはできません。
また、お値段も高いので、使うにはちょっともったいです。
熱を加えるならピュアオリーブオイル
炒め物や揚げ物でオリーブオイルを使いたい場合は、エキストラバージンオリーブオイルよりスモークポイントの高いピュアオリーブオイルがお薦めです。
風味も抑えられ少しさらっとしたオイルで、酸化し難いので、揚げ物でもサラダ油を使うより体に良く、風味良く仕上がります。
ぜひ、炒め物にも使ってみて下さい。
また、食材や他の味付けを引き立たせる必要がある場合にも、風味が抑えられているピュアオリーブオイルが適しています。
エキストラバージンよりお値段が安いので、オイル漬けなどをする場合でもピュアオリーブオイルがお薦めです。
究極のオリーブオイル | チリ産最高級EVオリーブオイル【クルス・デル・スール】
オリーブオイルが含むオレイン酸は、血液中の善玉コレステロールには影響を与えない理想的な性質を持っていますが、数あるオリーブオイルの中でも、驚異の4時間搾り、酸度0.2%で、国際基準の酸度0.8%をはるかに上回るオリーブオイル。
それが、チリ産最高級エキストラ・バージンオイル「クルス・デル・スール」です。
フルーティな青リンゴとアーモンドのアロマが楽しめ、新鮮なハーブの香り、果実を思わせる甘み、上質なバターのようなコク、ポリフェノールによるほのかな辛みを楽しめます。
オリーブオイルでビューティーケアを試みたい方、飲用にも適しているオリーブオイルと言えます。
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意識して控えたいトランス脂肪酸
トランス脂肪酸は、もともと植物性の油を個体にしたものです。
ただ、その構造がプラスチックと同じであるために、全く腐らず日持ちしやすい特性を持っており、そのため、市販のお菓子や菓子パン、レトルト食品、コンビニのご飯、スーパーのお惣菜など、ありとあらゆるところで使われ、私達の日常に深く浸透しています。
そうしたことから、摂ることを避けるのはなかなか難しいばかりではなく、日常のありとあらゆる食品に含まれていますから、意識していなくてもとり過ぎになってしまいがちです。
ダイエットだけではなく、健康にもいいとは言えません。
海外でトランス脂肪酸を使った食品にはとても厳しく、規制している国も多くあります。
トランス脂肪酸を多く含む食品ベスト10
- マーガリン(植物性と書いてあると体にいいんだと思いがちですが、すぐにでもバターに変えたほうがいいでしょう。)
- ピーナッツバター(日本製品はトランス脂肪酸の使用表示義務はないので、どうしても使いたい場合はトランス脂肪酸を規制してる国からの輸入品で)
- マヨネーズ(カロリーハーフでも同じことです)
- コーヒークリーム(コーヒーフレッシュのこと。水と油、添加物で作られ、ミルクの欠片もありません。いれるなら牛乳を)
- ショートニング
- カップ麺
- フライドポテト・チキンナゲット・フライドチキンなどファーストフード全般(大量生産のためいい油を使っていない)
- クッキーやビスケット
- 菓子パン
- ポテトチップス
日常でマヨネーズを使わないというのも考えられないでしょうから、とっても役にたつ動画をひとつご紹介します。
摂り過ぎに気をつけたいオメガ6系
オメガ6系がたくさん含まれる油は、紅花油、コーン油、大豆油、ひまわり油(ハイオレックタイプを除く)などですが、香りや味にクセがないので、どこのご家庭でも普段から使っていると思います。
オメガ6系はリノール酸を多く含み、保湿や細胞・ホルモンをつくる材料にもなっていますし、子供の発育に欠かせない油ではあるのですが、摂り過ぎると、オメガ3オイルの働きを阻害し、悪玉コレステロールを増やして、善玉コレステロールも減らしてしまいます。
また、酸化されやすいため、血液ドロドロや、花粉症などのアレルギー誘発、ニキビが増えるなどの原因にもなり、代謝も落ちてしまいますので、摂り過ぎないことが肝要です。
私たちが普段、気にもせず口にしている、加工食品、外食、コンビニ食品、お菓子の多くにオメガ6オイルは使用されているので、結果として多くの人がオメガ6オイルを取りすぎてしまっているという傾向にありますから、意識して摂るものでもありませんし、むしろ控えたほうが良いと言えるでしょう。
摂りたい油と控えたい油について投稿させていただきましたが、結局、綺麗に痩せるダイエットをしようと思うなら、健康への気配りが大切ですから、油ひとつとってみても、良質で体にいいものを意識して摂ることによって、代謝が上がる、腸内環境が改善されるなど、ダイエットの促進に繋がる効果が得ることができます。
この記事をお読みいただいたら、一度、スーパーに行ったときに、油を売っているコーナーを見て下さい。
きっと、見る目が変わります。