今のあなたの味覚を変えられますか?
ダイエットが必ず成功できる食事は、薄味です。
高血圧の人向けの食事や、病院に入院した時の病院食で、ほとんどの人が痩せます。
その理由は、薄味だからです。
薄味の食事は、ダイエットの基本中の基本です。
これができなければ、痩せませんし、痩せてからの体型維持もできません。
そういう意味では、高血圧向けの食事や病院食は、究極のダイエットメニューなのかも知れません。
ただし、病院の塩分制限食は1パーセント以下なので、普通のダイエットでは、さすがにここまでしなくともいいかなです。
大切なことは、あなたの味覚が薄味を薄味と思わずに、素材の味を楽しめる舌に変われるか変われないかで、ダイエットできる、できないが決まります。
そうならなければ、どんな方法で一時的に痩せたとしても、食事に関する味覚の根本が変わっていないあなたは、また太ります。
濃い過ぎる味に、どっぷりとつかったあなたの味覚を変えることができれば、あなたの姿は劇的に変わること間違いありません。
食事を薄味でいただく方法
薄味(適塩)にする方法をまとめてみると、こんな感じです。
- 洋食を日本食主体に変える。
本来、日本食のプロは塩そのものをあまり使いません。
昆布だしや、鰹だしを使って、塩分は薄めに素材の味が楽しめるように料理します。
野菜はダシでしっかり煮て、最後の味付けで調味料を入れてさっと煮ると、しっかり味がつきます。 - 欧米のソースの感覚で、下味はつけず、味付けは最後に。
蒸し野菜&肉/魚+最後にポンズ、塩味でいただきたい場合は、食べる時に塩をふるだけ。
調理の段階から塩を使うより、食べる時だけ塩をふるほうが、塩分量を抑えることになります。
その他には、香辛料やゴマ油、あるいはオリーブオイルに変えるなど、新しい味覚を発見して楽しむ。
酸味、香味、スパイス、減塩醤油の割醤油(水1、減塩醤油1、和風だし少々、砂糖ひとつまみ)などを使って、味に広がりをつけて下さい。 - 減塩醤油でもOKですが、食べる段階で醤油をつけていただく料理のほとんどは、ポン酢に置き換えることができます。
例えば、お刺身なんかもそうです。特に白身魚には減塩ポン酢があいます。 - お味噌汁も、ちゃんとダシ(市販のダシには塩分が結構入っていますので使うダシにも気をつけて)をきかせると、お味噌が少なくても満足できます。
また、具沢山にすれば、塩分摂取も少なくなります。 - 塩を使う場合は精製塩を使わない。
ミネラルを多く含む海塩、岩塩などの自然塩を使う。 - 塩味のものを多めにいただく時は、カリウムやカルシウムを多く含むものを加えたら、摂った塩分を体外へ排出しやすくなります。
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"ちょっと薄いかな?"が大切
薄味でいただく方法は、料理方法や料理する食材それぞれに対して、違ってきますが、結局は、今のあなたの味覚で「ちょっと薄いかな?」と感じる食事であれば、まず、減塩は大成功です。
やり方は間違っていません。
その味を継続すれば、ちゃんと減塩=味覚の改善ができていることになります。
「ちょっと薄いかな」を継続して食べることによって、その塩分濃度が当たり前になり、薄いと感じなくなります。
薄味に慣れてしまうと、味の濃いお惣菜屋さんや、コンビニ食のもの、カップなどの即席ものなどを食べた時、今までこんな濃いものや辛いものばかり食べていたのか!!実感することになります。
人の味覚なんて、そんなもの、慣れなのです。
- バランスの良い食事
- 素材の味を楽しめる新鮮な食材
この二つの食事を続けると、ジャンクフードやお菓子への欲求が嘘のように消えます。
そして「素材の味がおいしい」という料理が好きになり、食材本来の味を楽しめるようになります。
野菜でも、その甘みがわかるようになれば、濃い味付けが邪魔になります。
そして、苦みや辛さの味までが美味しく思えるようにもなります。
太る原因のある疾患をお持ちの方は別として、私は薄味の好きな人で、太っている人に出会ったことがありません。