太らないためのダイエット中のお酒と飲み会対策

お酒ってどのくらいのカロリー?

白米のごはんのカロリーは、お茶碗軽く1杯で、約240kcal(約150g)です。

それを基準に、下の表を見て下さい。

お酒の種類 度数 カロリー カロリー値の基準
ビール 4.5~5.5 150kcal 350ml缶
ワイン 11~15 80kcal ワイングラス1杯、赤を基準
日本酒 15~16 200kcal 1合(約180ml)
焼酎(ロック) 20~25 80kcal ロックグラス1杯
ハイボール 7 170kcal グラス1杯 ※ジョッキではありません。
缶酎ハイ 5~7 150kcal 350ml缶
ウィスキー 40~43 48kcal シングル(30ml)を水割り

 

こうしてみると、カロリーの高いのは、ビール、缶チューハイ、そしてハイボールです。

でも、この表ではわからないことなのですが、実は、焼酎とウィスキーの二つだけが100mlあたりの炭水化物とタンパク質がゼロなのです。

また、お酒は”度数”が異なれば、飲む量も違ってきますので、単純に”カロリーの高さでこのお酒はいい、このお酒は悪い"という見方をしないことです。

例えばウイスキーは、シングルで30mlですから、100mlというのはシングル3杯分程度で、カロリーは144kcalになります。

144kcalを考えると、缶ビールや缶チューハイは1本しか飲めませんが、ウィスキーならロックで3杯も飲めるのです。

かたや、ワインをグラス3杯飲むと、カロリーは240kcal。

なので、それぞれのお酒はお店で飲んだりすれば、飲む単位が決まっていて、日本酒を半合下さいとか、ハイボールをグラス半分下さいとかなんてオーダーはできないわけですから、100ml当たりのカロリーがどれくらいあるかなんて知っても役にはたちません。

カロリーを考えるなら、オーダーの単位で考えることが必要です。

ビールの場合、居酒屋さんなどでオーダーするのは缶ビールではなく、生ビールの中になるでしょうから、1杯分のカロリーは上の表よりもっと多くなります。

現役モデルのときは、焼酎の水割り

私が現役モデルのときは、必ず焼酎の水割りを飲んでいました。

焼酎は”太らない”と言われていましたし、「飲むなら焼酎にしなさい」と事務所から言われていたのです。

実は、これにはれっきとした根拠があります。

最初に焼酎とウィスキーの二つだけが100mlあたりの炭水化物とタンパク質がゼロだとお伝えしましたが、このことと関係があります。

一般的に、ビール、日本酒、ワイン、カクテルなどの糖質を含む醸造酒は、「太るお酒」として認識されています。

それは糖質が含まれているので、飲みすぎたら太ると思うのは当然です。

とくに大量の砂糖が含まれている甘いカクテルが大好きな女子にいたっては、「美味しい!!」と言いながら、一生懸命にお尻や太もも、二の腕など、体の柔らかい部分に皮下脂肪を育てていることと同じです。

焼酎とウィスキーは「蒸留酒」という種類になり、炭水化物とタンパク質を含まないお酒なので、醸造酒よりはダイエット中のお酒に適しているといわれています。

でも、焼酎とウィスキーがアルコール度の高いお酒であることは、まぎれもない事実で、ダイエットはアルコールとも深い関係がありますので、本当のところを言えば、お酒を飲まないのがダイエットには一番なのです。

だけど、お付き合いの飲み会を断るわけにもいかないし、たまにはお友達とお酒をいただきたい日だってあります。

そういう時は、必ず、焼酎かウィスキーを水割りでいただくのがベターだと言えます。

ただ、太りにくいことに加え、二日酔いしにくいお酒を飲むのであれば、メタノールを含有していることが多いウィスキーではなく、焼酎や泡盛の水割りが、あるいはジンなどがベストな選択だと言えるでしょう。

 

お酒を飲んで太るのは、おつまみのせい

お酒をいただくと、食欲も促進されるし、どうしても脂っこいもの、あるいは、味の濃いものを食べたくなります。

それは、体がアルコールの分解に酸素や糖分を欲しがるからなのです。

また、ビールの苦みとさっぱりした味が、焼肉や焼き鳥、あるいは揚げ物系のこってりした食べ物と相性が良いため、どうしても太る系のおつまみになってしまいます。

反対に焼酎やウィスキーなどの蒸留酒はどうかと言えば、ビールと比べて満腹感を得にくいので、つい食べ過ぎてしまうということがあります。

ちなみに、”ビール腹”というのがありますが、あれは、ビールを飲んだからなるものではありません。

一般的に、お腹の出たオヤジがジョッキ片手にグビグビっとビールを飲んでいるという姿を思い浮かべてしまうので、お酒飲みの代名詞として”ビール腹”と言われるようになったようです。

男性は胃や腸などの内臓を包み込む「腹膜」の表面に脂肪がつくことが多いので、どうしてもお腹が目立つような太り方になってしまうのです。

かたや女性の場合は脂肪を、お尻や太もも、二の腕など体の柔らかい部分に皮下脂肪としてためるので、お腹だけでなく、体全体に脂肪がついていくといった太り方をするため、太った女性は男性と同じようにお腹も出ているはずなのですが、全体的に太っているために、お腹が目立つことはないのです。

なので、女性の場合、お腹がでている男性を見て笑っているどころではないのです。

これは、男女のホルモンの違いによるものです。

お酒を飲むときの食べ物には、お酒の飲み方とともに、こんなことに気を付けることが大切です。

  • お酒を飲む時の食べ物は、高たんぱく、低カロリーで。
  • 居酒屋系であれば、海藻サラダ、野菜スティック、枝豆、お豆腐、お刺身、焼き魚、アサリの酒蒸し、お漬物、お惣菜系メニューなどがお薦め
  • 洋食系であれば、野菜系、魚貝系、そしてキノコ系メニュー、ちなみに、オリーブオイルを使った茸やエビのアヒージョや、生魚のカルパッチョなんかはお薦めです。
    お肉であれば、脂肪分の少ない赤身、ササミなどをいただくようにしましょう。
  • 食べ過ぎないようにしたいのはパスタ、ピザ、ポテトフライ、おにぎり、雑炊などの一品メニュー、ただ、少量でも満足感が得られるメニューなので、食べる量を考えて上手に利用すればいいと思います。
  • バゲットなどのパンの食べ放題は控える。

 

 

ダイエットを考えた飲み会での過ごし方は、やはりサラダなどの血糖値が上がりにくいものから食べて下さい。

サラダを選ぶなら、ポテトサラダなどの重いサラダではなく、海藻サラダなどを選びます。

空きっ腹にお酒ばっかりは、ダイエットにも健康にもよろしくありません。

また、乾杯時に多い、”とりあえずビールから”ですが、ビールはたとえ飲んでも一杯まで。

乾杯時に口をつけるだけでいいのなら、乾杯のあとに早々とダイエット向きのドリンクに変えましょう。

また、お酒と一緒に水も交互に飲むよう心がけることで、お酒を飲む量も減らすことができますし、酔いの回りも遅くなりますから、飲んだあとがとっても楽です。

ただ、あまりダイエットを気にしすぎて、飲み会が楽しくなかったっていうのはつまんないですから、ポイントだけはちゃんと押さえて、あとは楽しい時間を過ごして下さい。

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